第49話ジビエシリーズ2

今回は野ウサギ。


野ウサギを食された方は少ないだろう。

倫理的にも、ウサちゃんを食べるなんて野蛮と思われるかも知れないが、野ウサギも立派なジビエ食材の1つだ。


さて、野ウサギ。

野生の匂いが強い部類に入る。

ちょっと火を通しただけでは、肉が硬くなり噛み切れない。


そこで、鍋でコトコト最低3時間煮ないと食べられない。

そこには、柑橘類の皮を入れて臭みを取る。

完全取ってしまっては、ジビエの醍醐味が損なわれる。


ジビエの醍醐味は、野性味にある。しかし、野ウサギももう、30年食べていない。

大根、人参、ゴボウ、里芋でコトコト煮て食べると美味しかったなぁ。


野ウサギは、田舎では害獣なのだ。

だから、キチンと食べて食材を成仏させる。


何の肉は食べて良くて、何の肉はかわいそうと言うのはあってはならない。

ただ、伴侶動物は抵抗感がある。

ウサギも、人によっては伴侶動物。

これから、ジビエの世界も時代の流れに沿って行くのだろうか?

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