第13話ぎんなん

ぎんなんの旬は、10月〜11月。


あの臭い果肉を取り除き、種の状態にして、更に種子の中の杯を食べる。


愛知県は、祖父江そぶえのぎんなんが有名だ。


果肉は、アクが強いのでゴム手袋をして処理した方が良い。かぶれるのだ。


さて、果肉が取れたら乾燥させて、種の状態にする。


そのまま、フライパンで炒って殻を割るのも良いが、今は電子レンジがある。

紙袋に種を入れて加熱すると、ポップコーンみたいに弾けて、中身が簡単に取れる。


ぎんなんは消化不良を起こすので、小さいお子様には食べさせるのは辞めたほうがよい。


炒ったぎんなんに、塩だけで味付けしたらビールのツマミになる。


いや、最近、街路樹のぎんなんが落ちているのを見かけて書いてみた。


ぎんなんの杯を一粒ずつ串打ちして、出す店もある。

これは、チェーン店では採算が合わないから出ない料理だろう。


割烹居酒屋で食べるのが良い。


あと、茶碗蒸しのぎんなんも美味しい。

子供はぎんなんが好きでは無いので、僕が食べている。


金色のちひさき鳥の姿して銀杏ちるなり夕日の岡に。


秋らしい、短歌ですね。

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