第9話

「ヤリチンって愛称やめて?そうだけど違うから」


「利人と藍人が侵入者捕らえてる」


「凛寧ちゃん?スルー?」


この際遥斗さんは放置、月花はひたすらキーボードを叩いている。


画面に映し出されていくのは数時間前の防犯映像。


「あー、こやつ?」


ピッと月花が指さしたのは私が目をつけてた司会者だった。


「そーいや、やたらと外出てウロウロしてたわ」


ブーブーブーブー


月花がそう言ったとこで電話が来た。


「はい」


『任務完了ー。どうする?』


相手は利人。


「行く。待ってて」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る