第8話

ごめんごめん、と全然悪気のない謝り方をされた。


遥斗さんと若様、そして私は幼なじみ。

遥斗さんは、プライベート以外では私を呼び捨てで呼ぶ。

周りに私達の関係を怪しまれないように、とか言っていたけど、ただ単にプライベートのときのチャラい自分を隠したいだけだと思う。


「やっほー」


ノックもせずに扉を開ける遥斗さん。


「他に聞かれたらどうする気ですか?その口縫い付けますよ?」


「あはははは、怖いよ?凛寧。月ちゃん月ちゃん、怪しい人いた?」


「よっ、ヤリチン。あ!リン!」


管理室にいるのは情報屋の新海 月花しんかい つきか

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