第7話

私と遥斗さんは裏へ回り、防犯カメラのチェックをしに管理室へ向かった。


彼の名前は宮下 遥斗みやした はるとさん。

若様の護衛、秘書を務めており、右腕とも言われている。


「凛寧、どこで見た?」


「外です。侵入者は利人と藍人が」


「うーん…怪しそうな人いなかった気するけどなぁ」


管理室に向かう途中、周りを警戒しながら小声で話した。


「……恐らく司会者かと」


「司会者?このパーティーの?」


「はい。やたらと外を気にしていたので。話しかけたら緊張しているだけと言っていましたが、怪しかったので利人と藍人に監視させました」


「あー、それであの2人凛寧ちゃんの元離れたんだ?」


「呼び方戻ってますけど」

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