第6話

「…若様」


「凛寧?もういいのか?」


「いえ、侵入者が」


若様の周りの空気が変わった。

衣類で隠れていない肌がビリビリする。


「遥斗」


「ここに」


「凛寧に付け」


「承知」


それだけ言い、若様は私達の元を離れた。

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