第14話
奴隷…
「凛寧に対して、そんな扱い許されるわけがねぇ」
俺が怒りのまま発した言葉に、輝夜さんと月花さんの目も鋭くなる。
「とりあえず、決行は1ヶ月後。作戦を練るぞ。時間ねぇんだ」
「はい」
「私はコンピュータに侵入してウイルスをできるだけ流す。あまり意味ないかもしれないけど、しないよりマシだと思うから」
「バレないように気をつけてくれ」
「私の事誰だと思ってるの?」
月花さんは、開いてパソコンを閉じると、扉の向こうへと行ってしまった。
輝夜さんによると、情報屋だけを運営してるだけではないようで、仕事の時間なのだと聞いた。
月花さんと入れ違いで、双子と遥斗さんがやって来た。
さっきの説明を事細かに3人にする輝夜さんを、俺は黙って見つめる。
シャラ、と揺れるブレスレットに触れ、凛寧の無事を祈る。
1ヶ月、なんとか生き残って…
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