『連絡…くれたら早く上がったのに、』

「別に、会われへんかったら帰るつもりやったし…わざわざ連絡することちゃうかなって、」

『………佑弥くん、何かあったの？』

なんとなく…そんな気がした。

やけに、大人しいから。いつもみたいな毒舌な佑弥くんじゃないから─…分かるんだよ、たまにしか会えないから、逆に気付いてしまう。

「─…うっさい、莉久には言わん。お前やっぱ浮気してんやん…もうええわ、帰る」

『帰さないっ、泊まって帰って！』

「黙れやっ！何やねんお前、うっといて…ええ加減、離せっ、」

『イヤだっ…佑弥くんが泊まるって言うまで絶対に離さないっ！！！』

っと、大声で叫んで佑弥くんの腕にしがみつくと…さすがに周りの目を気にしたのか、佑弥くんが大人しくなった

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