第38話

「……で?女性は何を貰うと嬉しいですか?」





うーん…何って、、




『好きな人から貰えるものなら…何だって嬉しいですよ。テディベアでもネックレスでも…』





「……テディベア?」




『あ、聞いてくれます?実は私の彼氏がっ─』





自慢…したくなったんだ。佑弥くんのこと。






気が合わない…っと思っていた小山内秘書は意外にも話しやすくて…単に彼が聞き上手なだけかもしれないけど、私の自慢話に30分も付き合ってくれた。






「小宮秘書が遠距離恋愛をされてるなんて…意外でした」






二人でエレベーターに乗って一緒に下の階まで降りる。そんなこと今まで一度もなかったので少し新鮮。







『私も、小山内秘書にツンデレな奥さんが居ることに驚きました』




「──…ツンデレ?」





『はい、お話を聞く限り…ツンデレタイプだなぁ…っと。っあ…分からなかったら自分で調べてください。ではお疲れ様でした』






またツンデレについて深く聞かれても面倒なのでそこで切り上げて自分の家に足早に帰宅する

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る