第37話

「─……女性が貰って嬉しいプレゼントって…なんですか?」




小山内秘書に背を向けて帰宅しようとした時、そんな質問が飛んできて足を止める






───え、私に聞いてる?






「実はもうすぐ…妻の誕生日で、」




『……小山内秘書って、ご結婚されてたんですか?!』




「………それは、僕に妻がいると何か都合が悪いという意味ですか?それとも単に、僕みたいな人間に妻がいるなんておかしい…っという意味でしょうか?」






ほらね、こういうところが苦手。○ちゃんねるの創設者ですか?と問いたくなるような返しを毎回してくるので…凄く絡みずらい






『いや…すみません、深い意味はないです』





なぜ謝らないといけないのか不明だが、穏便にすませようととりあえず謝罪しておく。

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