第35話

『──…なに、これっ、』





可愛い…けどシンプルなデザインのネックレスがクマの腕にグルグルと巻かれている






『佑弥くんっ…なんで、』




ほんと、照れ屋さんなんだからっ…






『─…着けたところ、見て欲しかった』






って思うけど…きっとこれが彼なりの精一杯のサプライズ。それが嬉しくてっ、その場でピョンピョン飛び跳ねてしまう






──…嬉しいっ、





運転中だから電話はマズいよね…うん、写真撮ってメッセージを送ろうっ!!




部屋に戻りネックレスをつけて自撮りした写メを佑弥くんに送り【ありがとう、大好き】っという文と共に送信すると─…







【これからもよろしく─…好きやで、莉久】





って─…




もうこれだけであと10年は余裕で生きれそうです

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る