第22話
お昼14時頃─…
「うわー…めっちゃ人多いやん、しんど」
スカイツリーをシバく…っと言っていた佑弥くんを連れて、押上駅にやってきた私たち。
しかし、改札を抜けて直ぐに人の多さにウンザリした様子の佑弥くん
「もうええわ、こっから見れたし帰ろう。タクで。いやぁ…もうあの満員電車には乗りたないて…御堂筋線より余裕で人やばいな?お前ようあんなモン毎日乗ってんなぁ?ほんま尊敬するわ」
タクシーで帰る気満々の佑弥くん
来てからまだ5分も経ってないのに…スカイツリーは別にそこまで興味無かったのかな?
『佑弥くん、スカイツリーいいの?ライトアップは昼だから見えないし、夜また来る?』
「─…は?!こんな人多いとこ2回も来たないわ!お前ほんまアホやな、スカイツリーなんかどうでもええねん。もう帰るで」
ギュッと手を掴んで歩き出した佑弥くん
さりげなく指を絡めてみると、すぐに握り返してくれる優しい佑弥くん
──…だいすきっ、
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