第21話
「あほ、そんなしょーもないことで泣く暇あるんやったら、俺のこと癒せや。」
ギュッ…っと抱きしめられて、ポッカリと空いてしまった穴に佑弥くんがチャージされていく
「あんま、俺の居らんとこで泣かんといて?ムカつくから…一人で泣くん禁止、分かった?」
『──…わから…ん』
「下手な関西弁やめーや。キッショいなぁ、莉久は間の抜けた標準語がよう似合てる。」
間の抜けた標準語…って、どんなっ、
「なんでもええわ、莉久が泣き止んだからもうええ。はよ寝るで…昼からスカイツリー…シバきに行かなあかんねんから」
抱き締める腕に力を込めてくれる佑弥くん
それだけで先程の悲しかった気持ちなんて帳消しになる。
彼はたまに"リマ"という爆弾発言を投下してくるが、それ以外は本当に─…私との時間を大事にしてくれている
だから…もっともっと好きになってしまう。
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