第26話

昼休憩──…





自身のスマホを取り出し、"進藤さん"の連絡先を引っ張りだそうと電話帳を開く







『──…ん?』






開いて直ぐに感じた違和感─…





『"お母さん"と、"海吏"?』






─────他の人達は何処いずこへ?






『っえ、お母さんと海ちゃんっ?!!』






電話帳に記載されている名前が2人しか居ない






友達も、職場の人も、なんなら家族…お父さんや兄の名前まで…キエテイル。






まさかと思いながら…メッセージトークのアプリを開いてみる。案の定お母さんと海ちゃん以外のトークが全て削除されている。






"お友達"という欄にいたはずの人々も全て何もかも居なくなっている。なんなら、友達登録していた芸能人のアカウントのトークや、コンビニや服屋さんのお店のアカウントなども全て






何もかも─…無くなっている。

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