タイトル[俺はヒロインが嫌いだ]

絶望を超越するもの

タイトル[俺はヒロインが嫌いだ]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で昼飯を食いながら話をしていた。 


「俺はヒロインが嫌いだ」


「それは何故だい?」


「ない方が作品が面白いが面白いことが多すぎる」


「そうなのか?」


「そうなんだ、作品としては面白いんだけれど

ヒロインを上手く扱えてなくて作品の面白さが下がっていたり

純粋に序盤は面白かったのにヒロインのせいで見るに耐えないものになったり

正直に言ってこの俺はヒロインアンチにもう片足を突っ込んでいるレベルだ」


「そんなにもヒロインて扱うのが難しいのか?」


「そんなことは無いんだがこの作品にヒロインはどう考えても要らないのに

無理やり捩じ込んで結果として世界ごと歪んでいると言う作品があまりにも

多くて特にこの俺が好きな作品の一つに絶対にヒロイン要素が要らないと

断言できる作品があるんだがそのヒロインのせいで全部が茶番になって

その作品はゴミ以下になったマジであのヒロインは酷すぎるとしか言えない

それにヒロインがクソゴミ過ぎて面白かったのにつまらなくなって

打ち切られた作品だったり、ヒロインが主人公の金魚のフンだったり

ヒロインが善人ぶるけれど善人とは程遠かったり、ヒロインがいなくても

別に何にも話が変わらなかったり、ヒロインがお荷物以下だったり

ヒロインがいないほうが話がまとまっていたりと本当にゴミすぎるだろ」


「そうなのか」


「そうなんだ、ヒロインは人を呼び込むが同時に作品を不安定にする

作品が安定することを阻害する、ヒロインは悪でも善でも無いだが

上手く使うことでそれはとても美味しい主食の一つになるだが

それはスパイスでは無い主食だ、だからそれを理解しなければならない」

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