第17話
するともえみはゆっくりとドリンクコーナーの方へ歩きだし伸子はその後ろから着いて行った
ドリンクコーナーに着くともえみは無言で自動販売機にお金を入れ
『伸子ちゃん、何飲む?』
突然のもえみのその行動に戸惑いながらも
『あ、じゃ、じゃあ、お茶でいいです』
もえみは自分の分と伸子の分のドリンクを買いゆっくりとそのコーナーにあるベンチに座った
そして両手でドリンクを添える様に持ちながら向こう見ずの様な視線で優しく語りだした
『ええええええぇぇぇぇx~~~~っ、そんな事があったんですか、でも先輩はご両親と一緒に海外へって』
その事の真相を聞かされ驚きを隠せない伸子
『うん、られなかった』
聞き取りにくい小声でもえみは答えた
『え?先輩今なんて?』
もえみの方へ顔を向けに再度尋ねる伸子
『忘れられなかった』
顔を軽く上に上げとても穏やかで優しい表情で話し出した
『もてうちくんの事、諦め切れなかった、だから例えもう会えなくてもいい、でもせめて同じ日本に居たいって』
『せ、せんぱい』
それから二人は色々な事をお互い話し合った(約30分位)
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