第9話
もえみは裸の事等一切気にせず洋太に抱きついた
そして洋太の胸の中で思いっきり大声を出し泣き出した
そのまましばらく時が流れた(約10分間位)
洋太は何があったのかはあえて聞かず、黙って優しくもえみを抱きしめていた
洋太はもえみを抱きしめながらも、あいに対して謝っていた
(あいちゃんごめん、今だけ、今だけもえみちゃんとの事許してくれ)
その気持ちを察してかもえみは洋太を両手で突き放した
『ご、ごめんね、突然電話しちゃって、本当はかけちゃいけないって分かってたの、でも、もうどうしていいか、あの時の事(貴志の友達にレイプ)を思い出したのそしたら、知らないうちにもてうちくんに電話してた』
そんな心の状態のもえみを放っておける洋太ではなかった
『な、何言ってんだよ、言ったろ、本当に辛かったら』
洋太が話している次の瞬間
裸のままのもえみがベッドから立ち上がり洋太の首に両手を回し抱きついた
もえみは洋太の優しさに耐え切れず行動を取った
そしてその優しさを突き
『もてうちくんは優しいね、でもその優しさがどれだけ好きな人を苦しめるか分かる?』
もえみは両手で洋太の首に摑まりながら下を向いて話した
『も、もえみちゃん』
洋太はもえみの顔を見ながら真剣な表情で答えた
もえみはきつく洋太を抱きしめ耳元で囁いた
『もてうちくん、お願い、一生のおねがい、抱・い・て』
突然のもえみのその言葉に一瞬表情が固まる洋太
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