酸欠少女さユりを追悼して。ファンの一人から想うこと。

大瀧潤希sun

さユりさんへ。

 さユりさんが9月20日に逝去されたことは、世の中を震撼させるには十分だった。

 28歳という若さで亡くなったことに、彼女のファンは涙で包まれた顔を路上に向けた。

 

 まず、ファンの方はご周知のとおりかもしれないが、彼女は機能障害を患い、発声がままらなかった。

 それをX(旧ツイッター)で公表している彼女のメッセージのリンクを貼っておく。ぜひご覧いただきたい。


https://x.com/taltalasuka/status/1816392623604785585?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1816392623604785585%7Ctwgr%5Ea4401a8609f1fbef2523038bed2666c45921bf9d%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fthanks-blog.com%2Fsayuri-death%2F


 そんなメッセージに、ファンは「待ってるよー」と温かい言葉を残している。


 しかしながらも、彼女の死因については不可解な点が多い。けれどもこのノンフィクションでは、芸能事務所、親族、それらの人々が死因を公表していないことから、この文中での勝手な推察はやめておこうと思う。


 それでは、彼女の軌跡を辿っていこう思う。なお、このノンフィクションは彼女が有する一切の著作権、肖像権を侵害しないとここに約束する。


第一章 関ジャニ∞から受けた影響。


 さユりは1996年6月7日に誕生した。その後、12歳で関ジャニ∞に影響を受け、一万円六点セットのギターセットを購入した。そのあと、同じアイドルグループが作詞作曲もグループ内で行っていることを知り、さユり自身も作詞作曲をすることにした。

 その後、あすか名義で二人組弾き語りユニット「LONGTAL」のギター、バンド「夢雨(むう)」のギターボーカルとして活動。福岡市を拠点に、大阪や広島、名古屋などの路上やライブハウスでライブ活動を行った。

 

第二章 メジャーデビュー後の累々しい活躍。


 8月26日、1stシングル『ミカヅキ』をリリースし、メジャーデビューを果たす。その曲はフジテレビ系アニメ、「乱歩奇譚Game OF LAPLACE」のエンディングテーマ。その他にも、さまざまなアニメタイアップ曲をリリースしており、ほかにも、RADWIMPSの野田洋次郎から楽曲を提供されている。


 2022年、TVアニメ「リコリス・リコイル」のED曲「花の塔」の配信開始。

 8月10日、2nDアルバム「酸欠少女」をリリース。


第三章 路上の伝説


 新宿駅前で、さユりが路上ライブをした際に、2千人あまりの人が集まった。

 この記事では、その動画のリンクを貼らせてもらおうと思う。


https://www.youtube.com/watch?v=S9VR4p9sy6k


 最後に。


 彼女の遺族には、ファンの一人として彼女が機能性発声障害を患った際に、支えてくださったことを深く感謝したい。

 私は思う。どうして才能がある人間がこの世から離れて行ってしまうのだろうと。

 

 神田沙也加さんも。

 黒崎真音さんも。


 この世は不平等だと、毒を吐きたい。


そして、この記事はカクヨム内にて収益化しておりますが、一切の収益金、換金等はさユりさんの親族、夫のアマアラシさんに寄付したいと考えております。


さユりさん、あなたの楽曲に多くの救われた人がいます。天国で、神様にあなたの素晴らしい楽曲を聴かせてあげてください。ご冥福をお祈りします。

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酸欠少女さユりを追悼して。ファンの一人から想うこと。 大瀧潤希sun @ootaki0615

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