第13話
・・・翌日、俺達は朝から奴が来るのを
待っているが中々現れない
時刻は午後20時…
「いつになったら来るのよ…」と楓がぼそっと
口にしたとき俺達の背後に何か嫌な気配を感じた
、、、と後ろを振り返ると奴が俺達目掛けて剣を
振り下ろしてきた
晃「!?危ねッ!」俺達はジャンプして既のところで
避ける
「チッ…」そいつが舌打ちをし、「もうちょっと
だったのな…」と呟いた
「お前達の戦略は見え見えなんだよ。
挟み撃ちして俺を倒すつもりだったか?」と
フッと鼻で笑う
晃、楓、葵「…!?」くそッ………
龍一、健二、結菜も俺達の様子がおかしいことに
気付いたようで走ってやってきた
「他の仲間もおでましか…
俺はお前達なんかにやられない!」そう言うと
晃達目掛け、ロストナイトは突っ込んでいく
晃達は臨戦態勢をとるが、、
晃「グッ…」ロスとナイトが振り上げた剣が
晃の右肩を掠めた
龍一「晃!?」
「大丈夫だ…たいしたことない」と晃は
右肩を抑えるが血がポタポタと落ちてゆく
「この剣は切れ味がいいんだよ。
何せいつも手入れしてるからな。
よそ見してるとやられるぞ」と今度
龍一目掛けロストナイトは剣を振り下ろすが、
直前で避け顔目掛けてボクシングで鍛えたパンチを繰り出すが「当たらねぇだと!?…」
「フッ、遅いな」
龍一「うぁぁぁぁ!…」龍一はロストナイトの
左腕で吹き飛ばされてしまった
龍一とロストナイトが戦ってる間に
楓は治癒能力を使い晃が負傷した肩の手当てを
していく
「大丈夫…傷はあたしが治す」楓は晃の肩に手を当てながらそう言い晃も「ありがとな」と楓の目をちゃんと見て言う
「!?龍一!」
晃「楓、もう大丈夫だ……」
楓「でもまだ傷が!…」
晃「行かねぇと…」
「次に俺の相手をしてくれるのは誰だ?
何だそこ、恋人ごっこでもしてんのか?」と
宙に浮いている、奴が俺達を見下ろしながら言う
座り込んでいた晃が立ち上がろうとするが
健二が晃の左肩に手を置き「次は俺が行く」と言った
晃「でもお前足が…」
健二「大丈夫だよ。もう治ってっから。
葵!龍一のとこに行ってくれ!」
晃の側に付いていた葵は「うん、分かった!」と言って
龍一が吹き飛ばされた方向に走り出す
健二は鉄パイプを持ってロストナイトの方へ
ジャンプして立ち向かっていくが「こんなもので
俺に勝てるわけないだろ」とガシッと左手だけで
鉄パイプを掴んだ。健二は両手で鉄パイプを
取ろうとするがびくともしない。
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