第12話
「さっそくなんだけど…」と葵がパソコンをカタカタっと操作して俺達に何か見せる
葵「最近、この場所の治安が悪いみたい。
何人も襲われてるって…」
「それなら俺も知ってる」と龍一が言う。
楓「ロストナイトって呼ばれてるんでしょ?」
健二「何だそれ?」
結菜「剣を振りかざして人々を襲った後
風のように消えるとか、、
噂であたしも聞いたよ!」
葵「調べてたんだけど中々情報が掴めなくてさ、
やっと掴めたと思ったら…」
顔が暗くなる葵に気付いた晃は「どうした?」と
声を掛ける。
楓「葵?」
葵「そいつ、昔ヒーローやってたって情報が
出てきて…」
「ヒーロー!?ヒーローやってた奴が何で人を
襲うんだよ!」と聞く健二の声が大きくなる。
それに対し葵は「そこまでは分かんない…」と
答えた
葵「ただ…こいつかなり強いよ」
葵の目にグッと力が入った。葵のハッカーの腕は
確かだ。それを分かっている俺は皆の
息を飲む音が聞こえた気がした
晃「つまり、1年前まで俺達が戦ってた悪い奴らとは比べ物にならないってことだな」
葵「そうゆうこと!…」
顔が暗いままの葵に龍一は「何だよ!葵!ビビってんのか?」と聞くが葵は「ビビってないよ!ただ…」と
そこから先は言おうとしない。
その先を晃が代弁する
晃「ただ…本気で俺達の命が危ないって
ことだよな?」
龍一「俺達は今まで何人の敵と戦ってきた?
危ない場面を俺達は切り抜けてきた…
やるしかねぇ!だよな、晃?」
龍一はリーダーともいえる晃にそう問いかけた
晃「あぁ!皆一緒に戦ってくれるか?」
楓、龍一 「当たり前じゃん!/当たり前だ!
葵、結菜、健二
皆で覚悟を決めたところで葵が続きを話す
葵「情報に寄れば、ロストナイトは
明日〇〇付近に現れるっぽい」
晃「行こう!」
楓が広げた地図を見ながら作戦を立ててゆく
晃「俺と楓と葵はこっちから行って
龍一と健二と結菜はこっちの方向から!
挟み撃ちで戦う!」
皆「了解!」
健二「でも何時に現れるかまでは
分かんないんだよな?」
葵「うん」
晃「朝から見張るしかない」
龍一「そうだな!」
俺達は葵が調べてくれた情報と地図を見ながら
夜遅くまで作戦を練ったのだった
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