第41話

「─…美羽の淹れる珈琲は、世界一美味しい」





朝の情報番組を流しながら二人で朝食を食べていると、突然そんなことを言い出した楓に驚く






──…なに、浮気でもしたのか?





罪悪感からこんなことを?







「以前、美羽に教えて貰った珈琲豆で専務に珈琲を淹れたら凄く喜んでくださったんだけど、俺が淹れるより美羽が淹れてくれた方が美味しいから、いつか専務にも飲ませてあげたい。」






くっそ、今日も負けたっ!!!






今日も彼女の私より、クソブラック副社長愛の方が余裕で強めじゃないか、楓ちゃんっ!






『─…その時がきたら毒でも盛ってやるか』



「コラ、冗談でもそういうこと言うな」






─…ぐぬぬ、





おのれ、副社長一ノ瀬 海吏、、いつか対面する日が来たら、私がコテンパンにっ、





「─…美羽、顔がうるさい」






だから、顔がうるさいってなに?!

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