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「─…で、仲直りしたんだ？」

『うん、心配かけてごめん』

「いや、別に心配とかしてないけどね。」

無事、吏菜に許しをもらえた俺は翌日からまた平和な日常を過ごしていた。

「あのメルヘンの考えてる事は俺には分からない。理解不能、マジでそのうち楓羽が殺られないか心配だわ」

『……心配、してくれてるじゃん』

「楓羽の安否の心配ね？お前とメルヘンのお付き合いのことなんて別にどーでもいいんだよ」

よく分からないけど…貴弘の吏菜嫌いは何だか以前より増しているような気がする。…まぁだから何って話だけど。

「あー…そういえば、例の図書委員の仕事のやつだけどさ？」

貴弘は気まずそうな表情を浮かべて、俺の顔色を伺いながら語る。

「なんかお前、行かなくていいことになったみたいだよ。他のやつが楓羽の代わりに行くことになったらしい」

……え、そーなの？

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