第47話

「ふーくんっ…」



その後は吏菜によるご褒美タイムのハジマリ。再び俺を押し倒した吏菜が上に乗ってたくさんキスをしてくれる。




──…可愛すぎて、しんどいっ




「…吏菜のこと、好き?」




なんて。ほんと俺のことを殺しにかかってくる彼女…いやこんな状況でそんな甘えるみたいな声出して”好き?”とか聞かれるとっ、、




ダメだなぁ…とは思いつつ下半身が暴走しそうになるのをただただ”鎮まれ”と願う。…ん?俺ってMなんかな?いやでも吏菜のことを押し倒して虐めたいって思うこともあるし、、




「…ふーくん?」




あーあーあー…もうやめてくんないかなっ、、





「…嫌いなんだっ、」



『あぁー…好きではないね』




俺のその言葉に、吏菜が動きを止め…大きな瞳に薄らと涙の膜が張ったのが見えた。そんな顔しないでよ、吏菜。





『だって、大好きだから』




俺が吏菜を嫌いになるなんてことは、宇宙人が侵略してきてこの世が終わって皆が灰になってこの感情が抹殺されるその日まで─…未来永劫来ることは無い。




『俺は吏菜のことが、大好きだよ』




だから、そんなに不安になる必要なんてどこにも無いんだ。

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