第8話
体育の授業が終わり着替えを済ませてから教室に向かうと、スマホが震えて吏菜からのメッセージを受信したことを告げる
【ふーくん教室に居なかったから屋上で場所取りして待ってます(*´・ω・`*)♡♡♡♡♡ラブラブランチタイム楽しみだねえっ♡♡♡】
ハートマークが沢山ついた吏菜からのメッセージにいつも俺の心は満たされる。…あぁ、今日も吏菜は俺を好きでいてくれているんだ。っと安心することが出来るから。
カバンの中から吏菜の為に用意したチョコレートを取り出して、早足で教室を出ようとした俺のことを、
「…小山内くん、」
背後から引き止める声が聞こえた。なんだ、と振り返ると…先程の休み時間に声を掛けてきた図書委員の女子が俺を見て立っている。
『…なに?』
要件があるなら早く言ってほしい。吏菜を一人で待たせているのは不安だ─…色んな意味で。
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