『い、いや･･･今年は出勤するっ！お墓参りは前日に行きたいから26日を休みにしてもらってもいい？！』

長年8月27日だけは常々休みたいと言い続けたことを、吉岡は覚えてくれていたらしいが、今年ばっかりはその配慮は遠慮したい。

とりあえず休みを26日に変えてもらったのを確認してから、すぐにあの例のトーク画面を開く

【ごめん、やっぱり来月無理そう･･･来年は絶対一緒に行けるようにするからっ！だから本当にごめんっ･･･今回は不参加で。】

それだけ送り付けて、既読がついてしまう前に非通知にしてスマホを片付けた。

ーーー･･･これでいい

知らなくていいし、知らせるつもりもない。

私と凪砂はもう友達には戻れない。

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