第17話
結局その後、ケーキをほぼ一人で完食し、居心地も悪いので二人で一緒にお店を出た。
会計はいつ済ませたのか、もう凪砂が済ませてくれていて、スムーズにお店を出ることが出来た。
いつもなら泊まれる日は私の家に泊まって帰っていた凪砂だけど、今日からはそういう訳にもいかないだろうし、この後どうするんだろう。
なんて考えている私とは違い、どこまでも考えが読めない凪砂は、、
「ーー・・・萩花、俺たち恋人じゃなくなったけど・・・友達には戻れる?」
っと、未だ私が良い奴に見えているのか、そんな甘ったれ発言をしてくる凪砂。
『いや、無理でしょ・・・友達で居たら多分私、いつまでも凪砂に執着し続けると思うし・・・だから凪砂とはもう連絡取らないから。凪砂も二度と連絡してこないでね』
冷たいことを言うようだけど、これくらいしないと私は凪砂を諦めきれない。友達になんて戻るくらいなら、二度と会わない方がいい。
凪砂はそれがショックだったのか、いつものポーカーフェイスを崩しとても悲しそうな表情を浮かべた。
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