第10話
ーーー…ピーンポーン
ふと、その場に相応しくない音が部屋中に鳴り響く
「何だ…?」
オヤジは一瞬気にするそぶりを見せたが、すぐにあたしに視線を戻す
だけど、、、
ーーー…ピーンポーン…ピンポンピンポンピーンポーン
連打しているのか、部屋中に未だ鳴り響くチャイム
さすがのオヤジも舌打ちをしながら、あたしから離れて入り口に歩いていった
ーーー…怖かった
ソファーから起き上がって、ガタガタと震える身体を、自分の腕で抱き締める
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