秋空よ 白湯公家汲み有為受く 尚出ろ新規 五千浮く日雇い
【解説】昔々、秋のすっきりした空の下、裕福ではない公家が白湯を飲み暮らしていた日常風景。現代になっても尚、日雇いバイトの人々は、「おい新入り! もっとバイトに出ろ!」とせっつかれながら、食事を、飲み物を、数千円を削る苦しい生活を送っています。そんな「いとをかし」趣のある(?)古からの因縁、日本人に脈々と流れる血筋を詠みました。
【秘密】この短歌には、秘密があります。そう、作品タイトルにある謎の文言です。『ろっこう』とは一体何でしょうか?「えっ? 六甲?」いいえ、違います。これは造語で『六光』、六つの光る物に関する隠れた謎を、紐解いて行きましょう。まず、この短歌を全て平仮名に変えます。そうして並べてみましょう。(以下)
あきぞらよ
さゆくげくみう
ひうくなお
でろしんきごせ
んうくひやとい
この平仮名にした短歌を、縦読みしてみると・・・もうお分かりですね!?「朝日」と「電球」と「ロウゾ(ソ)ク」と「クシクラゲ」と「ナンヒ(キ)ョクオキヤ(ア)ミ」と「五等星」という、六つの光る物の名前が隠れていたのです! いとをかし!
今回は以上です。楽しんで頂けたら幸いです。
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