29 ユキちゃん - 高村有希子

「わたしたち以外、逃げてる人をほとんど見ないんだけど─」

 有希子は後部席のドアを開けながら言った。

「みんな、まだ警察とかにも通報してないの? どうして? 」

 途中、怯えた顔付きで自宅の内外を出入りする男女や、二階の窓から外を覗く影はいくつか目に入ったが、皆この異変にどこまで気づいているのか。ただ、本人たちにそのことを訊ねたり、警告を発したりする余裕などはない。

 住民の大半が高齢者かそれに準ずる年齢層であるために状況の認知や反応が鈍いのか。

 今、この住宅街で起きていることを理路整然と説明できるはずもなく、仮に具体的な危険を話したとしても、ただでさえ頑迷で保守的な老人たちにそのことを信じさせるのは至難の業だろう。

 影法師のような存在がいきなり現れてその目に凝視されて気がおかしくなることや、それによって五官の認識が著しく狂い、世界が二重に見えるようなる一連の現象は自分で体験しなくては解らない。つまり、この街全体がバケモノに飲み尽くされるのは時間の問題なのだと思った。

 かなり遠くでようやくサイレンの音が響き始めた。

「あっという間に街中へ散らばったんだ。どうにもなんねえ。ほら、見ろっ。三区の端っこの方から変な煙も上がってんじゃねえか」

 指差された方へ目を向けた。言われた通り、その辺りには烽火のように揺らめく黒い靄が見える。この男の運転で走り始めて間もなく、爆発の音を聞いたのはこの煙のことかもしれない。しかし、それが本当にこの世界の煙なのか、それとももうひとつの炎天の砂漠で起きていることなのかの判断が付かない。

「火事が起きたの? 」

「知らねえよ」

「でも、パトカーの音が。消防車かも」

「馬鹿野郎っ、んなモン、どうでも良いんだよっ。んなことより早く乗れっ」

 有希子はよろめきながら運転席へ移り、震える手で車を発進させた。

 頭痛と吐き気はだいぶ治まったが、夕闇が深まるにつれて二重写しの砂漠の世界がますます存在感を増しているように感じる。

 助手席からもっとスピードを出せと怒鳴られ、傷ついた裸足の脛を軽く蹴られた。

「サツ如きが収拾できるわきゃねえだろっ。あの黒いバケモノに散々付き纏われた俺にゃーもう良く解ってんだっ。一刻も早く、少しでも遠く、こっから離れるしか生き残る途はねえんだよっ。それでもオメエ、おまわりに助けてもらうのを待つってえのか? 」

「じょ、冗談! わたしだって御免よっ」

 アクセルを踏み込むと目に付いたカーラジオを点けてみた。FMもAMも入らない。カーナビの挙動も安定せず、スピーカーから響く人工音声が「目的地に着きました」という声を執拗に繰り返している。

 WI-FIや携帯の状態がどうなっているのかは判らないが、警察と消防の動きがこれほど遅いのは電波障害も関係しているはずだ。

 雨が上がったばかりのこちら側の世界はもうすでに薄闇に包まれているのに、走り過ぎる外灯の大半が消えたままなのもおかしい。街のインフラまで支障を来しているのか。


「停めろっ。ちくしょうっ、塞いでやがる! 」

 県道と接する道の境が見えた途端に男が叫んだ。

 横一列に居並ぶ大きな人影の一群が道路の両端まで完全に塞いでいた。いずれも身の丈が三メートルはありそうな巨人の姿をしている。

 全身が赤銅色に輝かせた筋肉の塊のような連中だった。顔付きは一様に獰猛そうで厳めしく、地面まで届く長大な男根をぶらさげているモノや牝牛のような乳房を垂らしているモノ、あるいはその両方を兼ね備えた形のモノもいる。気色の悪さと同時に説明し難い畏怖心も感じさせる異様なバケモノだと有希子は感じた。

 この恐ろしい事態にいち早く気づいて、逃げだそうとしている人々が他にも少しはいることも判った。だが、彼らが乗った車が巨人たちのバリケードを目掛けて突っ込むと、空っぽの車両だけが道を擦り抜ける。

 車体の方は県道側のガードレールや付近の壁に衝突して動きを止め、乗車していた人間は巨人の手に捕獲され、斧や鉈、大槌のような得物で無惨に打ち砕かれていた。その下には衣服の残骸が山と重なっている。

 有希子はハンドルを大きく切りながら叫んだ。

「うううっ。どうするっ どうすんのよっ」

「ど、どうするったって、オメエ・・・・・」

「車を捨てて森へ逃げ込むっ? そこから道路へ出て─」

「いや、逃げる足が遅くなっちまったら、却って思う壺だ。やっぱり、引っ返して黒河の駅の方へ出るんだ。それしかねえ」

「四区の工事現場の方へ戻るの、嫌っ」

「しょうがねえだろ。細けえ回り道すりゃその分、逃げ遅れんぞっ。どうせ、この狭い中で動いてるだけだ。どこへ行ったってモノの数分もかからねえ。それでどこも塞がっててダメなら、そんときにまた考えりゃ良い。

 いよいよんなったら、一区にある城興の事務所の方へ行って、あそこの奴らが逃げる先を後から付いてくって手もあるかもな」

「その人たちもこのこと知ってるの? 」

「知ってるも何も、奴らこそがこのバケモノ騒ぎの元凶だ。ここは初めっから呪われてんだよ。城興ってかレイコウの奴らはな、ここに住んでる連中の運と命を吸い取って肥え太ってきたんだ─」

 この男は事情を知っているようだ。自分が長年、漠然と考えていたことが事実だったのではないかという確信が生じた。だが、今は逃げるのが先だ。二重に霞む目を擦りながら懸命に運転を続ける。


 四区の半ばまで引き返した辺りで有希子は車を減速させた。

「どした? 」

「あれっ」

 向かいの暗がりから宅急便の軽トラックが蛇行して近づいてくる。フロント部分に子供の寸法の黒い人影が群がり、車体を自由に突き抜けながら蠢いていた。

 すでに運転手の姿はなく、それが目前の電柱へ衝突して停まると、影の群れは瞬く間に路上へ溢れ出し、滑るようにこちらへ向かってきた。すんでのところでそれを躱す。

「ああ、追って来やがったっ。チンタラすんなっ。もっと上げろ」

「ただでさえ視界がグチャグチャなのに、こんな道でこれ以上、スピード出したら人轢いちゃうわよっ」

「すぐにあいつらが掃除すっから構うなっ」

「死んじゃった人は消えないのよっ」

「何でだよ」

「死んだらもう意識がないからに決まってんでしょっ」

 フロントガラスの上方から大きな丸い影が降りてきた。

「あっ」

「今度は何だっ」

「今、言ったことを教えてくれた人」

「ユキちゃああぁーんっ」

 姉の声が耳に届くのと同時に握っていたハンドルの感触が消え失せた。

 次の瞬間、全身に衝撃を受けて吹き飛ばされた。そのまま焼け付く砂上を転がり続けてようやく止まる。脳振盪を起こしたようになり暫くは起き上がれなかった。


 何が起きたのか判らぬままようやく顔を上げる。砂漠の景色意外には何も見当たらない。

 身体の節々が軋む。それでも歯を食いしばって身を起こす。血塗れの足許の上も素の肌が続くだけだった。身に纏っていた衣類が総て消えている。数分前まで運転していたはずの車の姿も見当たらない。

 改めて四方を見回す。もはや雨空も道路も家の影すらも見えない。何処もかしこもただ黄土色の砂丘が果てしなく続くばかりで、その上には目が潰れるほど眩しい空が広がっている。しかもそれを照らしているはずの太陽は存在せず、代わりに得体の知れない大小の影が、色のない無窮の空間を縦横無尽に飛び回っていた。

 完全にこちら側の世界へ移ってしまった。それに気づいて放心した。


「んがあああぁっ。んにゃろうっーっ。死ねっ。死ねっ。死ねぇーっ」

 前方からあの男の怒鳴り声が響いてくる。

「戦ってる。勝てるわけないのに」

 男は深い砂に足を取られながら、死に物狂いで立ち回っていた。

 いつ何処で手に入れたのか、大振りの鉈のような刃物を振り回し、綺麗な輪を作って取り囲む黒い群れへ向かって盛んに斬り込んでいる。 

 灼熱に汗を噴き、躍動する筋肉質の背中で八つの頭を持つ昇り龍が踊っていた。眩耀の中で冴え渡る入れ墨の美しさに目を瞠る。離れて見つめる有希子に気づくと、向こうから先に喜々として声を発した。

「えへへっ。こいつら、直にぶちのめせるエモノをようやく手に入れたぜっ。さっき、牛と人の合いの子みてえなのがちんたら投げつけて来やがったからよ、逆に奪い取ってやったわ。ぎゃははは。食らえっ、黒頭! 」

「逃げよう! 」

「はっ、何処へ逃げんだよっ。もう、家も道も見えねえよっ。おまけにすっぽんぽんの産まれたまんまだ。服をあっちへ置いてきたとなりゃあ、これでいよいよ終わりってこった。こうなりゃここでくたばる前に、一匹でも多くこいつらを殺ってやるっ」

 男は吹っ切れたように朗々と叫びながら、振り上げた厚い刃を漆黒の頭頂へ叩き込む。ぱっくりと裂けた斬り口から青い炎が噴き上がった。手負いとなったその一体は耳障りな振動音を撒き散らし、丸い輪を乱してズルズルと後退る。それを見た男は血走った目を輝かせて笑い、今度は隣の黒い影へ向かってまた素早く斬り込んでいく。

「はぁ、はぁ、俺はここで落とし前つけてっからオメエは先へ逃げろっ。んで、もし出口が見つかったら、そんときゃ報せてくれや。健闘を祈ってるぜ。ぎゃははははは」

「ユキちゃーん」

(まただ、しつこいっ)

 頭上を見る。いつの間にかそこに亜紀子が浮かんでいた。すでに蠱枝の塊と融合していることが一目で判った。放射状に伸びた蠱枝の中心に控える厳つい巨人の肩口から姉の白い首が長々と伸び、枝先から突き出た顔が左右に揺れている。

 仁王像のようだった形姿も変化を遂げていた。胸肉が女の乳房のように大きく張り出し、腰もずっしりとして丸みを帯びている。それでいて股間には隆々とした男根が残り、天を目指して張り詰めていた。有希子は思わず嘔吐した。

「まーた、ゲロ吐いてぇ。それより、まだそのまんまなの? それだとこっちじゃ生きられないのよ。お姉ちゃんが今、素敵なカラダに変えてあげるから」

「余計なお世話っ」

 逃げる間もなく複数の蠱枝が裸身に絡みつく。一瞬、死を覚悟したが、身体ごと宙へ持ち上げられただけだった。代わりに真横へ現れた巨人の腹が縦に大きく開く。捲れた皮膚と肉の裏側に真っ暗な空洞が広がっている。

(喰われるっ)

「離せっ、糞野郎! 今度は毛玉のバケモンかっ」

 よくよく困憊したのか、際限のない戦いに厭きたのか、黒い群れから逃れた入れ墨の男がこちらへ走り寄ってくる。

「来ちゃダメっ。逃げてっ」

「へっ、ただの通り掛かりだっ。うわっ」

 と、瞬時に突き出されてきた蠱枝を咄嗟に鉈で払おうとしたが、別の蠱枝に足許を絡め取られ、あっという間に逆さ吊りにされた。

「ぐおおおおおおっ。ぢぎしょーっ」

 男は火傷に爛れた逞しい体躯をビチビチと揺らしながら、巨人の腹の口へ飲み込まれてしまった。

「さあ、ユキちゃんもね─」

 亜紀子は紅い唇を撓らせてニッコリ笑った。

「今の素敵なタトゥーの人と合体しちゃうかもしれないけど、それはそれで悪くないわよ。すぐに産み直してあげるからね。痛くもないし、ほんの一瞬よ」

 ここまで酷いことになっても先に舌を噛んで死ぬ思い切りができない。この場所へ帰らざるを得なかったのも元はと言えばそれが原因だ。これが人殺しをして罪を償わぬ者への天罰なのだと有希子は思い知った。息を止め、ただ緊く目を閉じる。

(いよいよ本当にお終い。姉さんに姿を変えてもらえれば、この地獄でも心地好く生きられるのかな・・・・・)

 ぐぐぐぐぐっと腹が鳴るような音が響き、ウエストに巻き付いていた蠱枝の締め付けが急に弱まった。そして、次の瞬間には身体が落下していた。

 砂丘の斜面へ腰を打ちつけてそのまま横へ転がりながら、巨大なタンブルウィードが一挙に崩壊していく様を見た。草叢の核となっていた巨人の全身から長い蠱枝が次々と抜け落ちて、辺り一面に砂煙が舞い上がる。ほどなくして本体も崩れ落ちた。

「はふぅーっ。はああああーっ」

 最後に艶めく溜息を吐いた亜紀子の顔も、白目を剥いたまま呆気なく溶け去る。やがて朦々とした砂塵が晴れると、後には青い炎に包まれた人体の柱が残った。首もなく、手脚もなく、ただ胴体だけになったあの男の骸。

(ひっ、酷すぎるっ・・・・・あっ)

 有希子はそこへまた新たに舞い降りてくる影を認めた。あの口だけしかないバケモノ女だった。間近な空中に浮いたままこちらを見下ろしている。

 骨張った大きな足を突き出した、色褪せた裾のはためきが目に留まった。その布地の荒い織目に見覚えがあることに気づく。夢の中で助けようとした女の子が着ていた粗末な服と同じ布なのかもしれない。


 なはくくりのみこともち いざゆけ あらみたま


 それが発する言葉を初めて耳にした。

 大勢の子供たちが合唱する声がさらに蜜蜂の羽音に震えるような、名状し難い響きだった。何を言われたのか解らぬまま、ただ茫然と相手を見返す。

 バケモノ女は宙で身を翻し、今度は燃え盛る肉と骨の柱へ近づいていく。


 なはふつのみこともち ふるえ わざよきもの


 また同じ声色で言い放つなり、入れ墨者の成れの果てを両腕に抱え込む。それを軽々と持ち上げて逆さに傾けると、元から巨大な口許をさらに顎が外れるほど開き切り、頭からぐびぐびと飲み始めた。

(何、する気! )

 人肉の柱の全長を瞬く間に身の内に収めると、上向いて続け様に咆吼する。

 辺りの空気がびりびりと震え、その前から遠巻きにしたまま動かずにいた影法師の集団や他の異形たちがさらにじりじりと後退していった。怯えている。

 次の瞬間、長い影が落ちてきて砂地に深々と突き刺さった。それを見届けたバケモノ女は先にある一点を指し示しながらゆっくりと姿を消した。

 残されていたのは一振りの両刃剣だった。砂に埋もれた部分まで含めると、長さはこの身の肩くらいはあるだろうか。刃の幅も広い。鍔が付いている以外に装飾は一切なく、剣身が人の肌のような色をしている。指先を伸ばしてわずかに触れると、見た目とは違ってとても硬かった。

 恐る恐るその簡素な柄を握る。もう熱くない。むしろ冷えている。

 掌に脈の動きが伝わってきた。剣身全体が細かく振動しているようにも感じる。

(あの入れ墨の男の鼓動だ)

 砂の中から抜き上げてみた。見た目ほど重くない。いや、想像以上に軽い。何かの浮力が働いているようにさえ感じる。これなら十分に扱える。そのまま頭の上まで掲げて一回転させてみた。

 人肌色の不思議な刃が灼熱の充満した大気に触れた途端、キンッという鋭い音がして、刃口から微かな靄が立った。

 バケモノ女が最後に指差していた方へ目を向けた。巨大な蠱枝の群れが拗くれながら四方へ伸び広がり、さらに根のように張り詰めているその中心の場所─。五百メートルほど先にある四区の工事現場だ。あそこでこの剣を振るえ、ということなのか。

 しかし、その前にまず辿り着けるのか。途中にはのたうつ蠱枝の群れだけではなく、他の異形たちの影も見えている。また、色のない空にも様々なモノが浮いている。

 罪滅ぼし、という言葉が頭に浮かんだ。有希子は剣を構えながら足を踏み出した。

(できなくても良いのかな。途中で死んじゃっても赦してくれるのかな。でも、少なくても姉さんよりはマシな死に方ができそう。それだけでもやる価値があるわ)


 大剣を下段に構えたまま徐々に勢いづいて疾走し始める。全速力で走っているのに息が切れない。全身が風のように軽い。森の館のオバケたちと戦った時の感覚が甦っている。

 黒いバケモノが行く手を塞ぎ、蠱枝が横手から這い寄ってきても、決して立ち止まらず、怯えずに走り続ける。そうしなくては罪滅ぼしにならないと思った。

 剣の技など知るはずもない。ただ向かってくる相手に向かって剣先を突き出し、後は滅茶苦茶に振り回すだけ。それでもバケモノ共は大仰にたじろぎ、こちらの剣を避けて四方へ逃げ回る。

 少しでも留まればすぐに足の裏が焼ける。だからどんどん加速が付いてくる。

 灼熱の大気と乾き切った熱風に全身の肌を焼かれても怯まない。舞い上がる熱砂が目と喉に飛び込んで、刺すように痛むがそれも気にしない。喉の渇きや頭の痛みも同じだ。

 進むにつれて遠くを彷徨う全裸の人影が幾つも目に留まった。自分と同じように、たまたま生きたままこの世界へ移動してしまった人たちに違いない。でも、今は猶予がない。

(ごめんっ)

 蠱枝が彼らを血肉の塊に変えていく。さらにその残骸が塵となって新たに砂上へ降り積もっていく。もしかしたら、この無限の砂漠は風化して砕け散った人の肉と骨で成り立っているのではないか。そう思いついた瞬間、罪滅ぼしの目的に憤怒の感情が加わった。

「許さないっ・・・・・雨? 」

 有希子は走りながら思わず上を見た。雲ひとつないのに雨粒が頬に当たる。現実の世界がまた戻ってきたのか? いや、違う。この雨はいつの間にか無色の無窮から変じた、天と地との境目がない朝焼けのような空から降っている。

 微かな水の飛沫を刃に受けた剣がキンッ、キンッと激しく鳴り震え始めた。

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