第31話



ともみや美咲は湯船に入るから

私より出るのが遅い。

いつも私は部屋へ戻り

ドライヤー、スキンケアをして

ともみ達が迎えに来るまで部屋で適当に過ごす。



ともみ達が来ると

晩御飯を食べに食堂へ向かう。




ご飯を食べて食堂で過ごしていると

あきら先輩達が来た。


あっ、そういえば話あるとか

言ってたなーって思いながら

適当に相槌をうち、適当に笑い過ごしていた。



(ちょっと今いい?)


(いいですけど、、、)


あきら先輩に言われるがままついて行く。



連れていかれたのははじめて来た2階

食堂の上にある娯楽室。


(......)


お互い無言。

んーこれ食堂戻ってもいいのかな?

話すなら早くして欲しいな。



(いきなりなんだけど、、、ななの事すきなんだよね。よかったら付き合って欲しい)


まさかの告白。

まともに話したこともなかったから

意外すぎてびっくり。


(返事3日くらい待って貰っていいですか?)


考えた答えがこれだった。


今日の昼間にゆうが先輩にも告白されて

次はあきら先輩か。



(わかった。返事待ってる。)


(はい。)



用件が終わってあきら先輩と食堂へ戻ったら

何故かニヤニヤしている

ともみと美咲。


これはあきら先輩が2人に相談してたんだ

って瞬時にわかった。



私は何事もなかったように

みんなの話に加わる。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る