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「いや、それは流石に…」
「いつもいっぱいお金渡してるし、サービスと思って」
そんなサービスしてないし!
手を掴まれてるので、逃げれない。
今日はいつもより、しつこいな。
「ね、ほら行こ」
男の人の力に叶う訳もなく、お店が並ぶ奥のホテル街の方に引っ張られる。
どうしよ…!
「おい、何してる」
え?
後ろから声をかけられた。
振り向くと昨日囲まれてた、四條 暁さん?がいた。
180 cmはある身長。
切れ長の一重。
ブロンドに近い金髪は、オールバックにされてる。
「あ、アナタは…」
私の腕を掴んでる男は、小刻みに震え出した。
「何をしてると聞いてるんだ」
低い声に、ビクッとした男。
「い、いや、一緒にご、ご飯食べに行った帰りで、も、もう一件、い、行こうかなって」
「嫌がってるように見えるが?」
四條さんが私の方を見た。
「俺が取り締まってるとこは、無理意地は禁止してるはずだ。知ってるな?」
「は、はい。けど、こ、これは…」
「ルールに違反した物は、どうなるかもわかってるな?」
「ひっ…!す、すみませんでした…!」
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