第40話

ロイヤルホテルに着いてレストランへ入る



「ご予約の方ですか?」



そう聞かれて答えると窓側の席に案内された




うわっ、綺麗だな………



私が夜景に見とれていると、



「夏月さん、お待たせ」



東城さんに声をかけられる




「今日はありがとうございます」



私は席を立って挨拶する



「そんなに改まらなくていいですよ」



「今日は普通に食事をしましょう」




すると、ウェイターがシャンパンを持って来た



「夏月さん、お酒は強いの?」



「強い方だと思います」



「俺は弱いからあまり飲まないけど気にしないで飲んでよ」



お酒弱いんだ……意外だな




乾杯すると、すぐに食事が出て来る



「わぁ、美味しい」



思わず声に出てしまって恥ずかしくなる




東城さんは笑って、



「それはよかった」



と喜んでくれた




なんだか思ったより柔らかい人なんだな



キリッとしてプライドが高そうなイメージが変わっていく



良い人だな……



顔も格好良いし、大人の男性って感じで魅力的




「東城さんっておいくつなんですか?」



「32だよ、夏月さんは?」



「お若く見えますね、私は27歳です」



「夏月さんこそもっと若く見えるよ」




私たちは話も盛り上がって楽しく食事を進めた

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