夕方になって支度を終えて愛未を待つ

「おまたせ、行こうか？」

女の子っぽいワンピースを着ていて化粧もばっちり

「可愛いね、気合い入ってるじゃん」

「そうかな？」

愛未はそう言って照れ笑いをする

私はブラウスにジーパンでラフな格好

お洒落をする気分じゃない

待ち合わせの駅に着いて改札を出る

「先輩、こっち〜」

田中くんに声をかけられて見ると、松山くんも一緒にいる

「今日はいきなりすみません」

「初めまして、営業二課の田中です」

田中くんは愛未に挨拶をする

松山くんは……愛未に見とれてる？

「堅太、久しぶりだね」

「そうだね……あ、そうですね」

「別にタメ語でいいよ、同じ部署じゃないんだし」

ちょっとぎこちないけど普通に会話している二人

上手く行ったら良いな……

「じゃあ、お店に行きましょう」

田中くんに言われてついて行くと、お洒落な居酒屋に着いた

「ここ来てみたかったんだよね〜」

愛未は喜んでいる

そういえば、愛未に田中くんに告白されかけたこと話してなかったな……

まあ、別に今は普通なんだし良いか

「早く入ろう〜」

なんだかテンションの高い愛未に手を引かれて居酒屋に入った

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