3年ぶりの再会

第7話

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「えれな、おはよう!」



下駄箱で靴を履き変えていると、結菜が慌ただしく寄って来た



佐々木 結菜(ささき ゆいな)



中学の時から一番仲の良い親友




「結菜、おはよう!」



「私たちクラス一緒だよ!!!」



「本当?もう見たの〜??」



結菜は満遍の笑みを浮かべて頷く




「やったね!!」



1年は違うクラスだったし、一緒になれて本当嬉しい



私たちは抱き合って喜んだ




結菜とは中学で同じバスケ部だった



私は高校でもバスケを続けて、結菜は男子バスケ部のマネージャーをしている




「そういえば翔汰くんだっけ……えれなの幼なじみ!部活の時に見ちゃった」



「イケメンでもう有名だし、えれなが惚れたのもわかるな〜」



教室に向かう途中で結菜がからかって来た



結菜は小学校が違うから翔汰のことを知らなかったけど、話は全部知っている




「私はまだ会ってないし、会いたくないな……」



成長してさらにカッコ良くなってるとか、もうどう接したら良いのかわからない



きっとすぐに彼女が……ってかもう彼女いるのかな





「その様子はまだ忘れられないんだ」



「良い加減えれなも彼氏作らないともったいないよ!」



「大地とまたクラス一緒だしね♡」



「いやいや、大地はただの友達だよ」

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