1370 今度こそ……

 些細な事で、直ぐに不安になる眞子を見兼ねた崇秀。

なので、とうとう本格的に眞子を受け入れる体制を取る為にアレを解禁する事に!!


勿論、途中で邪魔者が入らない様に『部屋に鍵を掛けた』状態で(笑)


***


「ほら、眞子。なにやってるんだ?そんな所でボォ~~ッと突っ立ってねぇで。早くコッチ来い」

「あぁ~~、はい、すみません」


そうお呼びが掛かったので、パタパタと慌ててベットに向かって行き。


崇秀さんの横にコロッと転がる。


・・・・・・


あぁ……ダメですね。

これからSEXしようって人間が。

これだけで、もぉ幸せが満ち溢れてきて、なにをして良いのか解らなくなってきた。



「んあ?どうかしたか?」

「いや、あの、あのですね。これだけでも、もぉ十分幸せなもんで……」

「そっか。じゃあ、ちょっとだけ、どうして欲しい?か言ってみ」

「えっ、えぇっとね。そっ、そうですねぇ。あっ、あのですね。じゃ、じゃあ、とっ、取り敢えずは、まっ、まずは、ちゅ、ちゅ~~とかをして欲しいです」

「あいよ」


横で寝転がる私の首筋に、崇秀さんの手が、すぅ~~っと通って行き。

首の後ろを、優しく持ってくれて……



「んっ……んっ、んっ、んっ……んっ、んんんっ……んんんん~~」


あぁ……ズルイ。

ズルイですよぉ崇秀さん。


キスは私が要望した事ですし、キス自体も大好きだから、軽く唇が触れるだけのフレンチキッスも、舌を絡ませて唾液の交換をするディープキッスをしてくれてもOKではあるんですけど。

それと同時に『アソコ』を優しく愛撫するのは無しですよ。


そんな事されたら、まだ私からは何もしてあげれてないのに、サービス自体がしてあげられなく成っちゃいますよぉ。



「あっ、あの……あの……崇秀さん、崇秀さん」

「んあ?どうした?」

「あの、あのですね。これが崇秀さんにとっては自然な流れなのかもしれないですけど、ヤッパリ、崇秀さんから私に触るのは無しです」「へっ?」

「こうやって軽くでも愛撫されると、私自身が気持ち良くなっちゃって。また、いつもみたいに、なにも出来なく成っちゃいます」

「なんだよ、それ?だったら俺は、どうすりゃ良いんだよ?」

「なにもしちゃダメです。今日は、眞子に、全部お任せ下さい」

「オイオイ、中々、厳しい事を言うな、オマエ」


なんで?



「どうして?」

「俺だって、眞子に触りてぇよ」


ホント?


だとしたら嬉しい♪


……あぁ、でもなぁ。

その気持ちはありがたいんだけど。

このまま下手に触って貰ってたら、肌が敏感なだけに、体中の神経に快感が伝達されて快楽に溺れてしまいそう。


恒例の『ダメダメスィッチ』がONになっちゃいそうだしなぁ。



「うぅ……でも、ダメです。スィッチが入っちゃうと、完全に受身に成っちゃうからダメです」

「ほぉ。して、その心は?」

「いや、あのですね。この間の一件で、私自身も少し考えてみたんですけどね」

「ほぉ」

「いっつも崇秀さんに全部任せて受身に成ってるから、崇秀さんを上手く受け入れられないんじゃないかなぁって思うんですよね」

「ほうほう、なるほど。要するに、あれか。相手から受け入れる体制を作って貰うんじゃなくて、矢張り、自分から受け入れる体制を作ろうって魂胆だったか」

「そう言う事ですね。だからもぉ、崇秀さんはなにもしちゃダメなんです」


そして、これ自体は奈緒ネェの受け売りです。


でも、この意見自体は、非常に的を得てる意見だと思いましたので、出来る限りそれを、今から実行に移したいと思っております。


如何なもんでしょうか?


そして、此処で崇秀さんが『矢張り』って言ったって事は、さっきの時点で、これらの私の考えを予想しきっていたって事。


恐ろしい人だ。



「ふ~~~ん。なるほどなぁ。そりゃあまた面白い事を考えたもんだな。シッカリ理にも適ってるし」

「そうですかね?……って言ってもね。これ自体は、奈緒ネェに相談しての結果なんだけどね」

「んあ?それ、どう言うこったよ?」

「あぁっとねぇ。この間、奈緒ネェが、此処に泊まってくれたでしょ。あの時に、ちょっと奈緒ネェに相談したんだよね」

「ほぉほぉ」

「そしたらね。前回問題になったであろう私の膣口は、別に狭く無い事が判明してね。それなら精神面の問題じゃないか?って話に行き当たった訳なのよ」

「あぁ、なるほどなぁ。それがさっき言ってた『男性心理の残り』の話に繋がる訳か」


ホント凄いね。

私が概要を少し話しただけで、直ぐに、こうやって現状を理解出来るなんて並大抵の分析力じゃないですよね。


こう言う所も含めて、全てが郡を抜いてるんだよね。



「そう言う事だね。だから今日は、私が変にスィッチが入る前に、目一杯、自分から、崇秀さんを求めてみようって思ってる訳なんですよ」

「そっか。……っで、気持ち的なものは、どうなんだ?」

「こうだ!!」


私は『ガバッ』と、崇秀さんの上に跨った。


答えは騎乗位です!!

そして、これも奈緒ネェに相談した結果の第二弾でもあります。


どんな体勢であれ。

今回はどうやってでも、私の体の中に差し込んでみせますので!!


あぁ……それはそうと。

初めてで、この体勢って言うのもあるんだけど。

それを含めた上で、騎乗位だと、どうしても私が俯瞰に成っちゃうので『鼻の穴』とかが崇秀さんの目に飛び込んで、不細工に見えないかが心配になってきますね。


この体勢だと、そんな細かい事まで気になる乙女心なんてものもキッチリ芽生えてたりもするもんなんだね。


ホント女性は大変だなぁ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


崇秀に、ちょっとでも触れられるとダメダメスイッチが入ってしまう眞子。

それ故に崇秀は、何も出来ない状態に成ってしまっているのですが……これ、男性側にしたら、かなりキツイですよ。


ある意味、拷問に等しいと思います(笑)


まぁでも、それでも眞子の意思を尊重して我慢出来るのですから、崇秀は本当に恐ろしい男ですね。

(((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル!!


……っで、此処からは、ちょっとしたオマケ話なのですが。

眞子が最後に語った『騎乗位による俯瞰』について話させて頂きますとね。


これ……結構、気にしてる女性が多かったりするらしいです。

(女性の友達の意見参照(笑))


まぁ勿論、興が乗っていたら、そこまで気になる訳ではないらしいんですが。

最初から騎乗位だった場合、眞子が気にしていた『鼻の穴』や、その他にも『顎のライン』なんかも気になるそうです。


所謂、男性が下から見た女性の顎のラインが『二重顎に見えないか?』なんて部分も気になる女性が多いらしいですよ。


はい、どうでも良い話ですね。


すみません<(_ _)>


さてさて、そんな中。

今度こそ2人は、このまま結ばれる事に成るのか?


それとも……(笑)


次回は、その辺を書いていこうと思いますので。

気になりましたら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る