1371 黒く輝く凶悪な物

 崇秀と結ばれる為の第一歩として、自分から求める覚悟を決めた眞子。


そして崇秀の上に乗っかって……どうなる?


***


「おっ……なんかスゲェエロイ構図に成ったな」


はい、自分で言うのもなんですが、かなりエロい体勢だと思います。

なので崇秀さんから見たら、もっとエロい感じに見えるかもしれませんね。


私自身も、この体勢にはゾクッっと感じるものがありますし。



「ですね。……さてさて、この状況で、崇秀さんの状態は、どうなってるのかなぁ?」


崇秀さんの上に乗っかった状態のまま。

アレを確認する為に、やや体を後ろに捻りながら、背中越しに、崇秀さんのズボンのチャックを開け。


効率よく、モノを引き出し……


モノを引き……


モノを引……


モノ……が出る筈だったのに。


あっ、あれ?

なんかズボンに引っ掛って、モノが一向に出て来てくれる気配がないぞぉ?


なんじゃね、これは?どうした事かね?

経験上、普通なら、これぐらいチャックを開けば上手く出て来てくれる筈なんだけどなぁ?



「この馬鹿」

「へっ?」

「そんなに無理にグイグイ引っ張り出そうとしたら痛いつぅの」

「あっ、あぁ、ごめんなさい、ごめんなさい」


……っと言う風に、私が悩んでいたら、崇秀さんからクレームを出されてしまいました。


まぁでも、確かにそうですよね。

無理矢理出そうとしてら、無茶苦茶痛いもんね。


申し訳ないです。


じゃあ今度は横着せず、チャックを下すだけじゃなく。

ズボンのボタンも外して、ズボンも少しずらし、パンツをクイッと上げれば、今度こそ……


・・・・・・


うわわ!!嘘でしょ!!

そうやって私の眼前に現れたのは、前より凶悪な感じの禍々しいブラックソード……

しかも、かなりの熱を帯びて、鉄みたいにカチンコチンな状態ですよ!!


これはまさに、魔剣ファイヤー・ブラックソードと言っても過言じゃないぐらいの禍々しさですね。


……ってか、こんな熱量の高いもの入るものなの?


私の体は大丈夫な物なの?



「あぁ……」

「どっ、どうしたんだ?どうかしたか?」

「あぁ、いや……前より、なんか大っきく成ってる様な気がするんですが……これって気のせい?若しくは成長期なんですかね?」

「なっ、訳ねぇだろ。今更、そんなもん成長するか」

「……ですよね」

「けどな。もしそうなってると思うなら、それは前よりオマエの事がズッと好きに成ってる証拠なんじゃねぇのか?」

「えっ?」

「だから、自然に、こう成っちまってんじゃねぇのか?って言ってんの。ってか、もぉ、俺自身が制御出来ねぇぐらいになっちまってるのかもしれねぇしな」


あぁ……そんなにですか。

そういう理由で、私が前よりも大きく硬く感じてるんですね。

そんなに眞子の事を深く深く愛してくれてるんですね。


・・・・・・


そう思ったら急に、この子も愛くるしく感じるてくるものですね。

まぁ、それ以前に、よくよく考えたら、以前に私のお口の中にも含んだ事がある仲。


だったら恐れる必要性なんか、何処にもないですよね。



「あぁ、なんか、すみません」

「なんで謝るんだよ?俺だって、こんな事は生まれて初めてなんだぞ。だったら寧ろ、喜ばしい事じゃねぇかよ」

「そうなんですか?」

「あぁ。それにな。……オマエに出逢わなきゃ、俺も本気で女を好きに成る事なんて一生無かったかも知れねぇしな。大好きだぞ眞子。オマエをズッと離さねぇぞ」


ハッ、ハッ、ハイ!!

わた、わた、私もですね!!

崇秀さんに負けないぐらい好きですし、絶対、何所で、何が有っても、一生離しませんよ!!


ベッタリですよ!!

くっ付き捲くりですよ!!


あぁ、だったら、さっき以上に、この子が滅茶苦茶愛おしく思えてきたかも。

だって、この子も、崇秀さんの大切な一部分だもんね。


部分的な差別をするのは良くないですもんね。


私も、余す所がないぐらい崇秀さんの全てを愛したいし。



「あっ、あの、あの、じゃあ、早速ですけど、奉仕させて貰っても良いですかね?私の好きにさせて貰って良いですか?」

「あぁ、オマエの好きにしろ。但し、無理だけはするなよ。……良いな?そこだけは約束だからな」

「うん。解った。そこは絶対に約束するよ」


うん。

そこまで心配してくれてるなら、私も絶対に無理しないよ。


約束ね約束♪


・・・・・・


……なんて、腑抜けた選択肢が、此処で存在する訳が無い!!

これだけの愛情を注いでくれる人に報いられないのでは、女として恥も良い所だし、お天道様に顔向けが出来ない!!

なので、あんな破瓜の痛み程度で泣き寝入りなんかせず、今度こそ真正面から破瓜と戦って堪えて見せるもん!!


今日こそ……今日こそは!!必ず崇秀さんと1つに成ってみせますよ!!


……それに私だってですね。

日を追う毎に崇秀さんへの強い想いが募って行くばかりなんですから。

今度こそ変におかしな事を考える事も、ビビる事なく、精神的にも完全に崇秀さんを求められてる筈!!

しかもさっき、崇秀さんから愛情深くも有り難い言葉を頂いておりますので、これで心も体も準備万端!!


なので此処からは、まさに『女子3日逢わねば、活目して見よ!!』を体現してみせましょうぞ!!

今の私は、以前の情けない姿を曝しただけの私とは違うのですから!!


・・・・・・


……とは言ったものの。

この熱量のものを、直ぐに挿入するのは、まだほんのチョッピリだけ自信が無いので。

まずは、この子に私のアソコに宛がってみて、軽く擦り付けて様子を伺ってみるのがベストなのかもしれないね。


ナンデモカンデモ、挿入出来れば良いってもんじゃないですし。

なにより、こうすれば、この子の長さも熱量も自身の体で体感出来るし、これ自体もAVとかでも良く見る1シーンだから、前戯としても決して悪くない行為の筈だしね。


ってな訳でございまして。

俗に言う『素股』って奴を、今からわたくし向井真子は、それを敢行しようと思います!!


……これは決してビビってる訳じゃないからね。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


大見栄を切った割に、結局はビビってますね(笑)


まぁでも実際、初めての女性と言うのは、こう言った不安を持つものですし。

なにより眞子は、前回Hをしようとした際に失敗してる経緯があるので、余計に警戒心が高くなって、こうなってるのかもしれませんしね。


特に今回は、以前よりも崇秀のアレを大きく感じてしまってるようですし(笑)


なので、この『素股』っと言う選択は、お互いの気持ちを高める為や、緊張感をほぐす為にも、案外良い選択肢をしたのではないかと思います。

眞子が本編の最後で言い訳がましく言ってました様に『前戯』としても悪くないですしね。


さてさて、そんな中。

此処は眞子の思惑撮りに、事が運ぶのか?


次回は、その辺を書いていこうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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