第42話

「恋音?今まで1人が抱え込ませてごめんね。よく、頑張ったね。わたしね?高校で恋音の病気が分かった時、もう同じ年の子ども生んで一緒にママさんできなきんだ。って思ったの。でも!できるんだね。すっごく嬉しいよ。恋音は強いから、たくさん奇跡を起こしてくれるから。信じてるから。恋音は死んだりしない。」



美礼の言葉。




「恋音?お前さ、俺たちに病気のこたでたくさん迷惑かけたとかおもってんだろ?んなこと、気にすんなよ!俺も美礼も陽紀もお前に助けられてるんだよ。気を遣う必要なんてないからもっと自由に生きろよ!」





空牙の言葉。


恋音には俺もこんなに強い友達もいる。

大丈夫だから。


お前を見捨てるわけないだろ?


病気のことをもっと早く言ってくれなかったのは正直、悲しいし悔しい。

でもそれは今までもたくさんのものを背負って生きてきた恋音なりの優しさだったんだ。

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