第45話
「まあ、天宮先輩そろそろ辞めさせるからさ〜、パパに頼んで次は私が秘書になるんだあ、」
彼女の言葉に、私はもう怒りさえ忘れていた。
私が今まで気づきあげてきたものは、
こんなにも簡単に壊れてしまうのだろうか…
何故、こんな下衆な女にしてやられなければならないのだろうか、
…それなら、こんな位置いらない。
くれてやるわよ、私には必要ないから。
そんな薄汚れたやり方で、なれるような場所ならいらないから。
私はここで覚悟を決めたのだった。
…ーーーーーー
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