第39話
「ど…して、、」
ーーーキスなんてしたの?
それ以上の言葉は出てこなくて、
私の自宅に到着してしまった。
「天宮様、ご自宅に到着致しました」
「は、はいっ、ありがとうございました!」
本井さんの声で我に返った私は、
急いで荷物を持って車から降りた。
社長の顔は見えなくて、暗くて表情さえもわからなかった。
ドキドキする胸を押さえながら、
私はさっきあった事の整理がつかないまま、
自宅へと入ったのであった。
…ーーーーーー
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