第32話

「龍!誰もいない!」


「あぁ、こっちも。

何があったんだ、」


龍も分からないなら、


私はもっと分からない!


教室の窓から外を覗くと


人がいっぱいで何が何だか


スクランブル交差点×2状態だ。


「図書館いくか、」


「そうだね、このままじゃ暇すぎる」


図書館に向かい歩く。


すると、なにやらガヤガヤと


した人だかりの声が聞こえてきた。


「まずいな、

あの人だかりに飲み込まれるのはごめんだ」


龍が足を急いだので、


私も急いで後をついて行った。

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