恐る恐る、邇斗に続いて中に入ると、

想像してたよりも普通のカウンターバーだった。

「な？普通だろ？」

確かに … 普通すぎるくらい。

でも、カウンターに立っている男の人の

異彩な雰囲気が怖い。

バーテンダーの格好でインテリ系のような

黒縁メガネをかけている。

あぁ、なんか私苦手なタイプかも。

なんかスカしてる、、、

するといきなり、インテリ野郎 ( 失礼 ) が

こちらに目を向けた。

ひっっ、目合った、最悪だよ … 。

「邇斗、新規さん？」

「そうっす！美人でしょ！朱魏(アカギ)さん！」

朱魏っていうのか、ゴツい名前だな、、、

「フッ」

はぁ、？なにこのインテリ野郎！！

鼻で笑いやがったんですけど！？

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