第40話

きっと、こうゆう高級な場に

慣れている程 、お金持ちなんだ 。


海歟さんが別世界の人のように見える 。


「どうした ?

もう見なくていいのか ?」


「あ、だ、大丈夫です 」


顔が赤くなるのがわかった 。


仮にもお客様だし、

男性なのに ! みっともない所を見せてしまった 。


場を見据えた女将さんが、

料理の説明を始める 。


「こちらが、小松菜の胡麻酢和えでございます。お好みで酢を加えてお召し上がりください」


一通り、説明を受け

女将さんが部屋を出ていく 。


海歟さんは、綺麗に箸を使い、

食事をしている 。


ああ、やっぱり海歟さんは綺麗な方だ 。

教養もあるし、完璧だ 。


「食べないのか ?」


心配そうに私を見る 。


「食べます!!

こんなに豪華な物、目にした事なくて!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る