第31話

一般ピーポーの私には、

程遠い世界だと思っていた 。


キラキラしてて、

派手であまりいいイメージがなかった。


でも、実際働いてみると、

いろいろな苦労があることに気づいた。


ただ、男にチヤホヤされたい人達の

集まりではなかった 。


クラブで働いている人たちは、

いい人ばかりとは一概に言えないけど、


みんな目標があって

ここで働いていたのだ 。


「はいっ!

あんぱん一つオマケしとくから!!」


奥田さんの笑顔に

目頭が熱くなる。


泣いちゃダメだ 。

今泣いたら、迷惑かける。


「…ありがとうございます !

また、来ます 、」


下を向いたまま、

自宅へ向かった 。


朝の9時に食べる朝ごはん 。


今のいままで眠っていた。

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