第32話
クラブで働いてからは、
昼夜逆転の生活 。
今日みたいに9時に朝ごはんを
食べるのは珍しい 。
ふと、窓に置いてある花瓶に
目がいく 。
母は花が好きで、
頻繁に中身を入れ替えていた 。
今は、ガーベラが消えそうに
枯れ果てていた 。
あのガーベラは、
いつ母が取り替えたんだろう 。
そのガーベラを捨てて、
新しいのにしたら、
母を、忘れてしまう気がした 。
ガーベラの花言葉は、
なんだろう ?
海歟さんに聞いてみたくなった。
海歟さんはすごく不思議な人 。
いつも人を寄せつけないような
オーラを出しているのに、
ふと、そのオーラが緩む時がある。
そう花について話している時 。
本当に花が好きなんだろうな 、
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