第2話
(はぁ~~…)
また美沙と喧嘩してしまった。
しかも、あんなつまらないことで…
いや!つまらないことなんかじゃない!
そりゃあ、美沙のお気に入りの人をたいしたことないって言ってしまったのは、私が悪かったけど…
でも、美沙は、私が一生結婚出来ないって言ったんだから。
どちらがより悪いっていったら、そりゃあ美沙なんじゃない?
(そうよ、美沙の方が絶対悪い!)
とはいうものの…
美沙とはそれなりに長い付き合いだし、程度の差はあれ、面食いという点でも気が合う。
正直言って、一番信頼してる友達でもある。
そう…友達の少ない私にとっては大切な人…
なのに、しょっちゅう喧嘩してしまう…
(私って、馬鹿だな…学習能力なさ過ぎだよね。)
仕方ない。
もうしばらくして落ち着いたら、LINEでも送ろう。
(そうだよ…私が折れた方が良いよね。
ごはんにでも誘おうか。もちろん、私のおごりでね。)
そんなことを考えながら、私は電車に揺られ、家を目指した。
大変なことが待ち受けていることなど、露ほども知るはずもなく…
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