第30話
大量の宿題と共に突入した連休。
真緒とは4月の内に映画館で話題の恋愛モノを観てランチとウインドショッピングをした。
2人で歩いてるとやたらナンパされるんだけどその度に志仰の生徒が助けてくれた。
「ひょっとして『龍王』の人ですか。」
最初に助けてくれた人に聞くと頷いてくれて
「今日は『月下』も『龍王』も結構いるし安全だけどあまり遅くまで遊ぶなよ。」
まるで過保護なお父さんみたいな言い方で、真緒と二人彼が去った後吹き出してしまった。
「銀髪で如何にも不良なのに意外。」
笑いながら私が言うと真緒が教えてくれた。
「あの人は2年の普通科の人だよ。
龍王の幹部だって聞いた。確か
そっか。あんな硬派な人が幹部なら、『龍王』ってやっぱり思うほど怖く無いかも。
4月の終わりに真緒とのデートを無事に終えてそう思った。
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