第2話
俺の母親は亜依ちゃんより21も年上。
そこそこクールな美人だが、性格はかなり狂暴で末の妹の亜依ちゃんを溺愛している。
お袋と亜依ちゃんの実家も『
ちなみにお袋の上にもう一人、綺麗系の姉がいるが彼女は堅気の家に嫁いでいる。
『成瀬4姉妹って言えば男は皆ひれ伏したものよ!』
お~っほっほっ…
みたいな高飛車な女が俺のお袋。
湯島の婆ちゃんに言わせると結婚当時若頭だった親父がちゃらんぽらんだったからお袋がしっかりせざるを得なかったらしい。
確かに親父は息子の目から見ても未だにチャラい。
「エイ、行くわよ。」
ニコリと笑う亜依ちゃんを追って真嶋本家に入った。よく誤解されるが亜依ちゃんの言う『エイ』は『A』で英斗のエイではない。
参考までに俺の弟、
俺のチャラい親父が『
可愛いから許せるけど。
とにかく亜依ちゃんはそんな大雑把な性格で微妙なネーミングセンスの持ち主だ。
それにしても真嶋の本家はデカイ日本家屋。さすが侍の実家だよな。
「「「「いらっしゃいやしっ!!」」」」
真嶋の組員達が声を揃えて亜依ちゃんを迎えた。
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