第20話 時人と朝陽
時間を管理する『夜さり人』の時人(ときと)
から、朝陽が美緒や聡、智美、そして想汰君の
前に現れた原因を聞いた朝陽。
「時人さん、俺を探していたんだよね?
俺を見つけたということは、俺を
あっちの世界へ連れて行くってこと?」
と朝陽が聞いた。
「え、ええ、まぁ、そういうことになりますね」
「すぐにでも?」
「急ぎではないですが、
何かやり残したことでも?」
「まぁ……花火大会に、
彼女と友達と最後に一緒に行きたいなと」
「あ~、最後の想い出というやつですね……。
その程度なら、全然かまいませんよ。
『時間を戻す』とかだと、大変なんですけどね」
「え?『時間を戻す』って……
そんなこと出来るの?」
と朝陽が聞いた。
「い、いや、それは……口ごもる時人。
ニヤリと笑った朝陽。
「時人さん。その辺、もう少し詳しく
教えてください」と言った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます