第48話

📖






「ごめん!黎夜(れいや)君」



「………何が?」



「今日、委員会あって一緒に帰れないんだ…

ごめんね。

でも、気をつけて帰ってね?


あ、でももし待っててくれるなら…」



「そ。じゃあな」



「あ…」







酷くない?

可哀想。

記憶ないからって、何様のつもり?


あははっ!それな!













もう、どうだっていい。


最初から人を笑い飛ばし、まるで漫画じゃんなんて心ときめかせてるような奴らが、










俺の大事な人であったはずがない。

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