第33話

グッと伸びをした。

夏の熱風のおかげか、まだ耐えられる寒さだ。



でももうそろそろ帰ってシャワーを浴びたい。



張り付いた髪も服も気持ち悪いし、殴られて蹴られて切られた場所も痛い。





画鋲が刺さった足は痛いし、カミソリが入っていることに気づかず机に手を入れて切ったところも痛い。





休憩時間に戻って来たときに投げられたコンパスは腕に刺さったし、運動着は何故か細切れにされて捨てられていた。





先輩や先生には犯されるし、帰っても父親と兄に犯され、殴られる。






母が連れ込んだ男にも犯され、殴られ、首を絞められる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る